二年振りの尾瀬 其之弐

翌朝、満員のバスに揺られ鳩待峠までやって来た。
休憩所前の広場にはツアーの団体らしき人々など沢山の人が
既に居て、皆で歩き始める前の準備運動などしていた。
御池からは沼山峠を、大清水からは三平峠を越えなければならないが
此処は既に峠なので、下り道スタートなのだ。
楽っちゃ楽だが「帰りは怖い」コースだろうな。

多少の登り返しもあるが、いくら下りで楽とはいえ
あまり飛ばしても良くないと思い
意識してペースを落として進んだ。

それでも身体が完全に温まり、汗ばんで来る。

階段を降りた所で木道脇に咲くミズバショウに目が留まった。
「あ、まだ咲いてたのか、見られて良かった!」

例年よりも雪が少なく、雪解けも早かったとのことで
各々の花の時期もまた早く進み、ミズバショウは
もう終わり頃との事だったので嬉しかった。

先へ進むと案の定、花が終わって葉が大きくなりつつある
ミズバショウの多い事、多い事。

でも、景色は段々と尾瀬っぽくなって来た。

上から読んでも下から読んでも川上川(笑

んん〜、なんとも神秘的な雰囲気。
堪らんねこういうの、ゾクゾクするわ〜。

鳩待峠を出発して1時間くらい経った頃だろうか。
木々の合間から山ノ鼻の建物が見えて来た。

ふむふむ、此処がテン場ね。
なるほど、確かに道沿いで丸見えだわ。

取り敢えず帰りにまた戻って来る所なので、ビジターセンターも
各小屋もさっさとスルーして先を目指す。

山ノ鼻を抜け、カーブを越えるといよいよ・・・

前方に燧ヶ岳!

おお、ミズバショウもまだまだ沢山咲いてるじゃないの!

振り返ると僅かに雪を残した至仏山。

そう、此処が尾瀬ヶ原。
正に尾瀬。
此処に来ないと、本当に尾瀬に来たとは言えないような気がしてた。
そして早速の御登場、歩荷さん。

ワタスゲ。
モフモフ好きには堪りませんな(;´Д`)ハァハァ

さざ波が立って綺麗には映らなかったが、一応逆さ燧

天気も良くて暑いくらい。最高だね!
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橋を渡り

下ノ大堀川だったか、を越えて

牛首分岐あたりで

また別の歩荷さん。結構居らっしゃるのね。

龍宮小屋が見えて来た。
前回、見晴方面からあそこまでは来たんだよね。

竜宮現象と呼ばれる伏流水(入口側)

水面に魚が一杯。

底の方には大きいのが。

先へ進むと・・・・・・気持ち良さそうだね。

でもちょっと迷惑かも(笑
ヒメシャクナゲは可愛らしいピンクの小粒

竜宮小屋のベンチで暫し休憩した後、見晴を目指す。

あともうちょっとだ。
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つづく

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