夏尾瀬ハイク&キャンプ【後編】

翌朝起きたら脚が少し痛かった。
筋肉痛だ。
まぁでも2日目なんでまだ大丈夫だろう、怖いのは3日目。
原へ朝の散歩。

日暈が出ているが、一度見てみたいと思っていた白い虹は見られなかった。
至仏山

景鶴山

朝メシ食ってまったりと撤収、パッキングして尾瀬沼方面へ歩き出す。
白砂峠まで続く段小屋坂が地味にキツい。
幾度となく足を止めながら峠を越え、白砂湿原、沼尻へ。
新しくなった沼尻休憩所

2015年9月に火災で焼失したが、再建され今シーズンから営業開始。

国立公園内だから再建は難しいのかな、と思っていたから
再建されたのは喜ばしい。
尾瀬沼から歩いてくるとそうでもないが、見晴から段小屋坂を登り
白砂峠を越えて来てこの場所に休憩所があるのは嬉しいのだ。

2014年

焼けた痕跡が残ってる

しかしながら残念なことに、その建物は以前のような
古めかしい趣のあるものではなくなってしまった。
元々沼尻は尾瀬の開祖である平野長蔵氏が最初に小屋を建てた場所。
その小屋がそのまま休憩所になってた訳ではないだろうが
どことなく歴史を感じさせるようなものでもあったような気がする。
2013年
沼尻から歩き出して間も無く、樹林帯の木道脇に初見のギンリョウソウ。

人によってはどことなく不気味さを感じるかもしれないが
面白い形だし、透明感のあるものが好きなので魅力を感じる。


尾瀬沼東岸に到着。

これまでザックはグラナイトギアのニンバストレースを使っていたが
今回からクラウン2に。ささやかな軽量化か(笑
チェストバッグとハイドレに入れた水足して荷物総重量が
自分としてはこれまでで最重の約19kg!
いやマジで軽量化を考えなくちゃ・・・

腹が減ったので何か食おうと長蔵小屋無料休憩所へ行ってみたら
休憩所は開いているが食堂はやってる気配がない。
売店で聞くと長蔵小屋の玄関先でやってるとのことだった。
限られたメニューの中から蕎麦を注文し、聞いてみたら
休憩所の食堂は土日だけの営業という返事が返って来た。


ビジターセンターの横と

その裏で建設工事が行われていた。

博物館の新築とビジターセンターの建て替えらしい。

博物館なら御池に尾瀬ブナの森ミュージアムがあるし、群馬側から
入る人の為と言うなら、小規模ながら戸倉のぷらり館にも展示がある。
現地ということが大事なのであれば尾瀬沼・山ノ鼻両ビジターセンターでの
展示で充分なのでは?
何故わざわざ通常より高い費用を掛けて尾瀬の中に作る必要があるんだろうか?
なんてことを思った。
後日調べてみたら、この周辺の再整備計画がある事が分かった。

詳しくは
https://www.env.go.jp/park/oze/h29ozekyo_doc4.pdf
尾瀬に似つかわしくないテラスが既に1ヶ所出来上がってたけど
目の前に小さな木があって展望には邪魔(笑
何故此処にこんな物作った!?

工事現場の間を通り抜け、尾瀬沼ヒュッテでテン場の受付。

コッチは自分の他にも何組か宿泊者がいて、幾つかテントが張られてた。


テントで昼寝しようと思ったら日向になって中は温室状態。
デッキにマット敷いて寝転んだ。

まだ日暈が出ている。
オコジョの出現を期待したけど、そう上手いこと行かず。
ただウグイスが始終鳴きまくるだけだった。
風呂の時間までまだ間があるのでコーヒーなぞ。


尾瀬沼ヒュッテの風呂は長蔵小屋や燧小屋より立派で驚いた。
ビール買って戻り、晩メシ。
赤い飯と赤い汁。 旨かったけどね(笑


夕暮れ時、テント内でゴロゴロしてたら幕越しに
空が赤くなってるのに気付き、慌ててビュースポットヘ。
ギリギリ間に合った夕焼け。


この夜は昨夜ほど冷えることもなく快適だったが
やっぱりコッチでもブヨに数カ所刺されてしまった。
もう寝ようとシュラフに入ったのはいいが、気持ちが昂ぶっていたんだか
何だかよく分からないが、スンナリとは寝就けなかった。
翌朝
熱湯入れて3分で食えるというので試しに買ってみたモンベルのメシ。

不味くはないが格別旨い訳でもない。

食ったらあとは撤収して御池に戻るだけ。
本当は撤収する前に、サブザック担いで身軽に尾瀬沼を1周する
予定だったんだけど、車検がこの日いっぱいで切れるので中止。
檜枝岐で温泉にも入らず、何か旨いものも食わずにサッサと
帰らなくてはならない。
ということで大江湿原へ。
昨日より筋肉痛が増してたけど歩き出してみると結構平気。
今回目的のひとつに「ニッコウキスゲを見る」ってのがあって
ネットの情報で最盛期のタイミングを窺ってたんだけど
ズルズルと決行日が延びてしまったので殆ど諦めてた。
でも幸運なことに多分最後の最後、数本が辛うじてまだ咲いていた。
最近は鹿に食われたりして、以前のように辺り一面咲き乱れることはないらしい。

ミヤマシシウド

ツリガネニンジンとハナアブの類

これで尾瀬ともお別れ。
後ろ髪引かれるように振り向く。

地味にキツい沼山峠への登り途中で・・・
アカモノ

ヤマハハコ

沼山峠休憩所からは貸切バス(笑)で御池へ。

コレ、知らなかったし、以前来た時に碑があるのも気付かなかった。
感謝申し上げます。
ということで今回の尾瀬ハイク終了。

やっぱり〆はよく冷えたコーラに限る。
おわり
YAMAPでログ録ってみました
尾瀬ソロハイク&キャンプ

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