夏尾瀬ハイク&キャンプ【前編】
本年2度目、またまた尾瀬なのである。
通算5回目の今回は、初回以来約5年振りの檜枝岐御池からスタート。
バスには乗らず、まだ歩いたことのなかった燧裏林道を歩く。
上田代や横田代など、樹林帯を抜ける度に次々と田代が広がり
青い空、白い雲、濃緑の山と相まって素晴らしい景色を見せてくれる。
素晴らしい景色に気分も爽快なのではあるが、今年の猛暑は
此処尾瀬でも例外ではないのか矢鱈暑い。
横田代まではアップダウンを繰り返しながら徐々に標高を上げる。
暑さのせいもあってか登りでは息が切れ、着ていたTシャツは早々に汗びっしょり。
ただ、足を止めると涼しく爽快な風が吹き抜け
火照った体は間も無くクールダウンされる。
やがて田代も終わり、続く樹林帯では時折現れる小さな沢や
奇妙な形をした樹木が目を楽しませる。
燧ケ岳柴安嵓
天神田代から渋沢方面への分岐。
もう営業はしていないようだが、いつか渋沢温泉小屋の方へも行ってみたい。
裏燧橋
作りとしてはヨッピ吊橋と同じかな。
巨岩がゴロゴロする涸れた沢に掛かる吊橋で
ソコソコ高度もあってナカナカの迫力。
岩を飲み込まんとする大木。
写真ではなかなか大きさが伝わらないが
これはかなり大きくて圧倒された。
赤田代までの間、幹に文字を彫られた樹が幾つもあった。
古いものが多いようだが、見た中で最古は「一九五三」だから昭和28年。
組織的な自然保護活動はとっくに始まってはいたが
まだ一般人には自然保護のマナー意識など殆ど薄かった時代か。
途中、三条の滝へ寄って行こうかとも思ったが
以前行ったし、登り返しがシンドイのでそのまま段吉新道を進み
横田代の温泉休憩所到着。
休憩所前のベンチは何本もの白樺の樹で木陰になっていて
涼しくとても気持ちの良い場所だったので長居してしまった。
赤田代から下田代へ出るとGWに登った至仏山が見えて来た。
見晴に到着し、燧小屋でテン場の受付を済ます。
入口横にあった「かき氷」というノボリの誘惑に負けた。
お気に入りの場所に設営。
平日ということで、この日張られたテントは自分含めて3張。
穏やかにゆっくりと時間が流れる見晴キャンプ場だった。
檜枝岐小屋の食堂にて昼飯に冷やしトロロ蕎麦を頂いた後、界隈をブラブラ。
夕方、燧小屋の風呂に入らせてもらい、買ったビールを飲みながらテント場で
晩飯食ってたら、迂闊にもブヨに何箇所か刺されたので
慌てて希釈していないハッカオイルを露出している肌に薄く塗り延ばした。
夜は思ったより冷え、薄手のダウンジャケット等を着てシュラフに入ったが
それでも少し寒く、なかなかすぐには寝就けなかった。
つづく
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