恋しくて

雪中キャンプにスノーハイクと、冬の野外活動を満喫したつもりだったが・・・
始動が遅かったせいもあってか、まだまだ物足りなさを感じていた。
安物とは言え折角買ったスノーシューも、もうちょっとガッツリ楽しみたい。
白銀の世界、雪が恋しい。
となると奥日光へ舞い戻り、湯元か光徳のスノーシューコースだな。
なんて事を画策したのはいいが、調べてみたら奥日光では雪が溶け始め
湯元のスノーシューコースは今期の管理運営が終了との事。
そりゃそうだ、下界じゃもう杉花粉がバンバン飛んでる時期なんだから。
ああ、やっちまったな、ノンビリし過ぎたわ。

いやいや、奥日光だけが能じゃない。
まだ春も序盤、まだまだ雪が残っている場所は他にある。
北海道、北陸は遠過ぎて気軽に行けないが南東北なら・・・。

とある事を思い出した。
冬の時期に某ショップで買物した時、袋の中に
スノーシューツアーのチラシがよく入っていた。
それを目にする度、参加してみたい、そこへ行ってみたいと思いつつも
丁度その時期、仕事が忙しい自分にとっては叶わぬ夢だった事を。
目的地は決まった。

そっち方面は過去に何度か行った事がある。
しかし、目的地は雪山。
自分のような未経験者が気軽に行ける場所なのか?
ネットで詳しく調べようとしたら、まだこの時期でも
ツアーがある事が分かったので、渡りに船と思い申し込んだ。
クリック

当日は快晴なんてもんじゃないくらいの快晴。
自分以外の参加者は年配の御夫婦1組。
自分の親よりは若干若いくらいのガイドさんに導かれ
スキーリフトを2本乗り継ぎ、スノーシューを履いて歩き出す。

時期的なこともあり、贅沢な雪質は望めなかったが
青く澄み渡る空と冷えた空気に包まれた雪の山はとても爽快だ。

磐梯山イエローフォール。
雪の時期だけ姿を現す黄色い氷瀑。
既に溶け始めてはいるが、これが来たかった場所、見たかった物。
この後、山を下り向かった先は、少し離れた温泉街のとある旅館。
しかし、土曜日で宿泊客が多かったせいか、日帰り入浴は断られてしまった。
他にもたくさん入浴出来る所はあるのだが、どこも状況は同じだろうと思い
面倒臭さもあって温泉は諦め、ラーメン食って裏磐梯へ戻った。

辛うじて営業時間に間に合った入浴施設で汗を流し、道の駅で車中泊。
折角ここまで来たのだから、日帰りでは勿体ない。

翌日、簡単な朝食と食後の一杯を済ませ、集合場所へ向かう。

本日もまたツアー参加なのである。
と言っても、参加者は自分だけだったが。

若い男のガイドさんに導かれやって来たのは小野川不動滝。
昨日に引き続き、空は青く澄み渡る。

ここも時期的には遅かったが、厳冬期には
青く色付いた氷瀑になるそうだ。

それでも神秘的な雰囲気や滝の持つ魅力に触れられる事が出来て
とても良かった。

昼飯にまたラーメン食って、雪中キャンプの時に寄った
温泉に入ってから現実世界へ戻った。

これで今季、雪系野外活動は終了かな。
おわり

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