イスカの枕、米軍ペグに続き今回初投入のブツ3つ目がこのバッグ。
また軍物かよって? ええ、好きですから(笑
メディックのマークが付いてるが、本来はシーツなんかを入れるリネンケースらしい。
材質はコットンで長さ70センチ、状態はデッドストック。
内側に記されたスタンプ文字から読み取るとベトナム戦争の頃の物。
3本のベルトを外して蓋を開けると・・・
またもやベルトで閉じられた蓋が・・・厳重ですね。
更にそれを開けると・・・
焚火台・革手袋・ハンドアックス・鉈などがお目見え。
ちょっと見えちゃってますが更にその下には・・・
薪。
はい、もうお分かりですね、焚火セット一式です。
今まで薪はRVボックスや、農家が使うようなプラスチック製の黄色い収穫カゴに入れていた。
RVボックスは軽いのに割と丈夫、しかも雨が降っても中身は濡れないと、なかなか重宝なのだが
どうも「プラスチック」という素材の味気無さが前々から気に入らなかった。
焚火台や鉈などの道具類もスペースが空いている時は薪と一緒に入れていたが、そうでない時は
別の道具箱やバッグに入れたり、或いは単体で車に積んだりと、あっちこっちバラバラに
なりがちだったのがこれでスッキリひとつに纏まった。
しかし幾つか難点もある。
ひとつは布製であるが故「濡れに弱い」
もうひとつはその大きさ故、薪や道具を満杯に入れると「重い」という事。
濡れに関しては防水剤塗るとか、雨が降ったら上に何か被せとけば良いとしても
重いのは我慢するしかなさそうだ。
まぁ、焚火でガンガン薪を燃やしてしまえば撤収時は軽くなるだろうけど。
後々他にも問題が出てきそうな予感はあるが、便利さよりも味や雰囲気を優先させる事にした。
現在、メインの道具箱に半透明のブラスチック製コンテナを使用しているが、これも同様に
変更を計画中。
あれやこれやしてたら暗くなってしまったので焚火開始。
んでもって腹の虫が鳴くのでメシの支度。
もちろん米はコレで炊きます。 お約束です。
オカズは鍋物。
ユニのライスクッカーで煮ます。
バーナーにレギュラーガス繋いでみたが、寒さのせいですぐに火が消えた。
「やっぱり冬用ガスじゃなきゃダメだよなぁ〜」と思い、道具箱の中から買い置きしてあった
キャプスタ製の-5℃で使用可能なガスを取り出し、取り出、取り・・・あれっ? 無い?
やってもうた!
ハイ、家に忘れて来ました。 トホホ・・・
仕方なしに今日寄り道して買ったコールマンのガスをランタンから外してバーナーに繋いだ。
まぁ、ヘッドランプもジェントス737もあるからいいんだけどね。
いただきます
ハイ、ごちそうさま
晩飯の後はボケーッと焚火をして過ごす。
メシ食って腹が膨れて火にあたる。もう最高の幸福感。
更に今夜は月夜。
夜が更けるにつれ月は高く昇り、その明るさを増し辺りを煌々と照らす。
月夜の下、「ずーっとこのまま焚火していたいなぁ」「このまま時間が止まればいいのになぁ」
なんて思ったが、なかなかそういう訳にもいかない。
瞼に少し重みを感じた。
薪を焼べるのを止め、静かに赤々と燃える熾き火を見つめる。
焚火の終わり。
これで今日という日が終わる。
何となく寂しいような悲しいような・・・でも満足感・充実感に溢れ、火への感謝も沸き起こる。
複雑で上手く表現出来ないが独特の雰囲気。勿論嫌いではない。
それでは、おやすみなさい。
其之参につづく。
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