年越し蕎麦について考えていた。
今年もいつもの如く、スーパーで買って来た蕎麦を茹で
水で薄めた市販のツユにつけ
大して面白くもない地上波テレビ番組を見ながら
惣菜コーナーに並んでた冷めた天ぷらと共に食すのか・・・
いや、たまには外へ食いに行こうか。
これまでやったことのなかった年越しキャンプもしてみようか。
大晦日、ホームにて設営を済ませ、車で山の方へと向かった。
いつもホームへキャンプに来た時入る温泉の食堂の蕎麦も旨いのだが
今回は直前にネットで知って気になった店に来てみた。
蕎麦はかなり硬め、噛みごたえがあるので喉越しを楽しむというよりは
よく噛んで味わうような食べ方もしてみたが、香りよくなかなか旨かった。
天ぷらはちょっと変わっていて、背開きにした小鮎の他にリンゴ、ムカゴ、銀杏など。
鮎は香ばしくサクサクに揚げられ、鮎天というよりは鮎煎餅といったところ。
リンゴは中まで火が通っていて、アップルパイのリンゴのような感じ。
ムカゴは山芋の蔓に成る小芋なので里芋に似た食感。
どれもまぁまぁ旨かったが、少々油臭さを感じたのが残念。
折角なのでデザートに蕎麦アイスも頼んでみたが、トッピングされた蕎麦の実は
軽く炒ってあるのか香ばしさが感じられ、素朴な甘さと冷たさが
天ぷら食った後の口によく合う感じがした。
キャンプ場に戻り
焚火開始
まずは適当につまみながら
この火で
こいつを焼く
アメリカ牛約1.2kg
また肉かよって? だって他に考えるの面倒なんだもん。
完食目指し、時間無制限の1本勝負に挑むのだ。
てのは冗談で、本当は甥っ子と二人で食おうと思って買った肉。
諸事情により今回は甥っ子に声を掛けなかった。
ということで自分ひとりなので、米は面倒だから炊かない。
野菜も食わない。
ただひたすら肉を食うのだ。
と、ここで大事な物を忘れて来たことに気付いた。
焚火台、ワイヤーフレームの専用ゴトクだ。
無い頭を絞った結果、こうなった。
何故か持ってるソリステ40。
キャンプ始めた頃に買って一度使い、オーバースペックゆえにその後の出番が無かったが
こうして役に立つ場面がやって来た。
うーん、ちょっと火に近過ぎるかな。
案の定、肉の表面が焦げてしまった。
絞りカスしか残ってない頭を更に絞ってこうなった。
これぞ正しく"苦肉"の策か?(笑
焚付け用に持って来た杉の半貫咬ましてみた。
石混じりの砂の地面に打ち込んだペグは、高さを稼ぐためにそれほど深くは打ち込んでおらず
グラグラ揺れてかなり不安定だが、なんとかバランスを保てる位置を探った。
それでも火に近過ぎたのか、火力が強過ぎたのか裏面も焦がしてしまったが
ナイフを入れ断面を見てみると、まぁまぁ良い火の通り具合。
分厚い肉は火加減が難しいね。
あと少し熱の回り具合が足りなかったかもしれないが、ワサビ醤油で食う赤身肉はホント最高。
流石に全部食い切るどころか1/3食ってギブアップ、残りは持ち帰って食った。
翌朝、焚火台に溜まった灰を捨てて気付いた。
ああ、またかよ。
たまにしかキャンプ来てないのになぁ。
でも大丈夫、備えあれば憂いなし。
で、正月といえばこれですよ。
焚火で焼こうかとも思ったんだけど、あの不安定な状態で焼くのもなんなのでガスストーブで焼いた。
自宅で作って来た汁と青物を合わせ、雑煮の完成。
おせちは別に食いたいと思わないんだけど、こればっかりは欠かせない。
昼間は何やってたか思い出せない。っていうか何もしてない。
温泉入りに行った程度。
まぁ、メインは夜の焚火なんで。
やっぱりキャンプブームなんだなぁ、ここへ頻繁に来てた頃は冬なんてほとんどキャンパーいなかったのに。
第二夜は定番の鍋。
ホント、レパートリーが少ない。
でも、今回は奮発して軍鶏肉。
昨夜のワサビが残ってたので試してみた。勿論旨い。
翌朝
最低気温は確か−7℃くらいだったか。
アルパカのおかげでテント内はヌックヌク。
朝飯はうどん。
これもワンパターンだが
昨夜食い切れなかった軍鶏肉を入れて豪華に。
うどん玉2人前は多過ぎたが頑張って食った。
以上、「年越しキャンプで食ったもの」でした。
キャンプレポをアップしようとは思ってたんだけど
帰宅して撮った写真見たら食ったものの写真ばっかりだったんだよねぇ(笑
おわり
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