それは唐突に

Dancinghorse

2007年09月26日 16:58

仕事が空いたある日、何もする事が無く暇を持て余していたので
試しにキャンプ道具を車に積み込んでみることにした。

キャンプと共に車中泊も考えていたので、寝るスペースを確保するには
買い集めた道具全てを積むことは出来ない。
アレもコレも持って行きたくなる衝動を抑え、自分なりに必要最低限と思う物を用意していく。

 「テント、タープ、寝袋、マット、椅子とテーブル、調理器具、照明器具・・・」
 「やっぱり焚火もしたいなぁ・・・」
 「食糧は現地調達かな・・・あ、いや、万が一の為に缶詰とレトルト食品を・・・」
 「あ、そうそう、クーラーボックスも持って行かなきゃ・・・」
 「キャンプとは言え旅だから洗面道具や着替え、デジカメも・・・」

考えていたより多くなるものなんですね、荷物って。
と言うか、まぁ、そこまで深く考えていなかっただけですが。

愛車の古いステーションワゴンのリヤシートを倒し、用意した道具を積んでみる。
ああでもない、こうでもないと配置を変えながら積み込んでいく最中、ふと、頭をよぎる。

 「あ、このまま出掛けちゃおうかな・・・どうせ暇だし」

一度頭をよぎるとそれは欲望となり、ウズウズして堪らなくなる。
シミュレーションのつもりで積み込んでみただけなのに・・・・・・

つづく


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