新境地 其之壱

Dancinghorse

2013年10月20日 20:30


翌朝、目覚めは早かった。


でも、慌てる必要は無い。
ノンビリ行くよ。
湯を沸かしてコーヒーでも飲もうか。

寝床を片付けてから身支度を整え、バスに乗る。
バスはグイグイと力強く山を駆け上がる。
そして、終着地に着く前に暫し立ち止まり、この辺りが如何に
素晴らしい場所であるか、その一欠片を乗客達に見せつけた。




終着地の休憩所でバスを降り、売店でパンを買って朝メシにする。
食うもの食って、出すもの出した。
さぁ、行くよ。
木道を登って峠を越えよう。




筑波山の時みたいに登り早々ヘバらないよう、意識的にゆっくりと・・・




何度も立ち止まり、写真を撮りながら息を整える。




間もなく道は下りになり、期待感と相まって歩を早めさせる。




暫く下ると前方の木々の合間から何かが見えた。




青空が期待感を煽る。




煽る煽る。




更に煽る。




更に歩を進めると、さっき見えた何かがハッキリ見えた。




黄金色に染まった草原だ。




ここから平坦になり、この草原の中を突き進んで行く。




遠くに山の頂と湖のような物が見えて来た。




ああ、なんとも素敵な景色だ。




左手には別の山が。




この山、名を燧ヶ岳(ひうちがたけ)と言うらしい。




水をたたえているのは湖ではなく沼。




黄金色に染まった草原は草紅葉の湿原。




そう、俺が来たのは此処なんだ。




沼山峠休憩所から歩いて見晴まで行くんだ。




尾瀬沼東岸で暫し休憩。




この長蔵小屋売店のお姉さんがとても綺麗な人だった。
笑顔が素敵な人だった。




そうだ、お姉さんの笑顔を何度も見るために、コーヒーを沢山
おかわりしようか?
でも、このあと小便が近くなると困るので、我慢して一杯だけに留めた。

長蔵小屋




長蔵小屋休憩所




尾瀬沼東岸より燧ヶ岳を望む。




尾瀬沼ビジターセンターで天気予報の確認。
えっ、さっきまで青空だったよ?
ええっ、雷?




この先、大丈夫だろうか・・・



つづく






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