奥日光再訪 其之弐

Dancinghorse

2013年08月01日 20:00


翌朝です。


雲は多いものの、マズマズの天気。







ボケーッと川を眺めてたら小さな鳥が水浴びをしに来ました。
いや、水浴びどころじゃなく潜って水中を泳ぎ回ってます。




後で分かりましたが、これはカワガラスという鳥で
水棲昆虫などの餌を探す為に潜ってたようです。

また鹿番長が! 今度は近い!




キャンプ場の方に伺ったら、いつも来る鹿なんだそうです。
草をモグモグ。




鹿かわいいよ鹿 (;´Д`)ハァハァ
って、いつまでも鹿に構ってはいられません。
朝飯とザックのパッキングを済ませ、車で赤沼の駐車場へ行きます。
車を置いて低公害ハイブリッドバスに乗り換え。
写真は待機中の次の便。




で、着いた先はバスの終点(折返し地点)である中禅寺湖西岸の




千手ヶ浜(せんじゅがはま)。




ここまでバスで来た訳ですが、一般車の乗り入れが出来ない道なので
バイクや車などの五月蝿い音はあまり聞こえて来ません。
しかも、ここまで来たバスの同乗者は数人程度。
皆サッサと何処かへ行ってしまったので、辺り一体は静まり返ってます。




んでもって驚くほど水が澄んでいます。




こんなところでキャンプ出来たらなぁ・・・







以前はキャンプ場があったらしいんですが残念ですね。

ザックに括り着けたトレッキングポールを外して伸ばし
両手に握り締めて千手の森歩道へ入って行きます。
あ、そうそう、西ノ湖方面は熊の目撃情報が割と多いので
一応、熊鈴ブラ下げて行きました。




ここはミズナラやハルニレなどの広葉樹が生茂る森。
アップダウンが殆どない平坦なコースで歩きやすいです。




途中、道の真ん中にポツンとクワガタがいましたよ。




随分小さいクワガタです。スジクワガタですかね?




分岐があります。200mくらいならちょっと寄り道してみましょうか。




山の神様を祀った小さな祠と石碑がヒッソリ佇んでいました。




神様に手を合わせた後分岐へ戻り、更に進むと吊り橋。
千手の森歩道が終わりを迎えたようです。
ここまで来るのに一組の御夫婦と擦れ違っただけで
あとは誰も居ませんでした。
静寂に包まれた森歩き、最高に気持ち良いです。




ここが西ノ湖への分岐。




吊り橋を渡って西ノ湖へ向かいます。




橋を渡ればすぐ着くのかと思ってたら意外と距離ありました。
ここは大昔、中禅寺湖が分断されて出来た湖だそうです。




あれっ、思ってたよりもかなり小さい?




どうやら、ここに流れ込む川が干上がってるせいで水量が乏しいようです。
湖岸に生えてる木の根元が水に浸かってる姿を思い浮かべてたんだけどなぁ。




まぁ、いいっか、しょうがない。
ここで暫く休憩して西ノ湖入口バス停へ向かいます。

途中、カラマツと白樺の混生が見られました。




他の木が勢いを増して日照が減ると、白樺は枯れてしまうらしいです。
純粋な白樺林というものを一度は見てみたいなぁ。

バス停目前の橋を渡ろうとした時、丁度バスが発車するのが見えました。
ゆっくり歩き過ぎて乗り遅れてしまった・・・。
次のバスまで小1時間、バス停脇にある元駐車場の奥のベンチで
昼飯のパンを齧ったり、橋の下の河原に下りてみたりして時間を潰しました。

次の目的地は、バスで来る途中通って来た小田代ヶ原(おだしろがはら)。
西ノ湖から歩いて来ても良かったんですが、結構距離があるのと
途中で峠を越えなければならないので、楽チンなバスを使いました。




湿原から草原へと変化の途にある小田代ヶ原。
ここでの見モノは「貴婦人」と呼ばれる白樺の木。




因みに白樺は正しくは「シラカンバ」と言うんだそうです。




凛とした感じでお立ち遊ばされております。流石は貴婦人。




小田代ヶ原の西側を北上し、前回スルーした場所に向かいます。




湯滝方面ですね。




辿り着いたのは泉門池(いずみやどいけ)。




湧水だけで出来た池かと思ったら、他から水が流れ込んでました。
気味の悪い藻が浮いてますが水は綺麗です。






前回通った自然研究路を今回は南下し、戦場ヶ原を通って
赤沼まで戻ります。

木道の補修工事は殆ど終わったようで、後は付け替えた古い
木材を回収するだけのようです。
でもこれ、どうやって運ぶんだろ?




赤沼に戻ってから自然情報センターで伺ったら
「ヘリコプターで三本松駐車場まで運ぶんですよ」とのお答えを頂きました。
そりゃそうだよねぇ、人力で担ぐには重過ぎるし
かと言って重機なんかは入って来られないもん。




前回撮り忘れた赤い川。




因みに赤沼という地名の由来は、その名の通り、昔こんな感じの
赤い沼があったからなんだそうです。
この赤い川も赤沼と同質の物なんでしょうかね。




赤沼の駐車場へ辿り着いた後は、車で日光湯元ビジターセンターへ
行き、パークボランティアの方の案内で湯ノ湖湖畔の自然観察を行う
夕方散策に参加しました。
1時間くらいの散策でしたが、結構面白かったですね。
これで本日の日程が終了。

キャンプ場へ戻って少し寝た後、米を炊きます。




土用の丑にはちょっと早い鰻。半身だけどね。




炒めたアスパラとシメジを入れた棒ラーメン。




土曜の夜のせいか賑やかですが、今夜もひとりボケーッと焚火を楽しみます。




寝袋に入ってからも隣の若者グループの話し声が静寂を破ってましたが
1日歩いて疲れたのか、割とスンナリ寝就けましたね。



つづく







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