BOBコンテンツ 其之四

Dancinghorse

2011年05月31日 21:00

 
更に続きです。


次はランチキャリーの下に収まってるコイツ。


   


WILD-1で買ったギアコンテナ? 正しい商品名は分からない。
これには細々とした道具類を入れている。


   


蓋の裏側のメッシュポケットには


   


カード型ルーペ、皮膜付きの針金、使い捨てライター、フリーザーバッグ。
この辺りは特に考えず、ある物を適当に入れたって感じ。

メインの方は


   


ペツルe-lite、パラコード、ダクトテープ、フォールディングナイフ、ファイヤースチールとファットウッド
ビクトリノックスのクラシック、防水ケース。

e-liteはジェントスのヘッデンのバックアップとして。
現在販売されている物にはホイッスルが付いているけど、ずっと前に買った物なので付いていない。
パラコードは確か5メートル分くらいだったかなぁ。
ナイフは中華製の安物。ステンレスのハーフセレーションブレードでライナーロック。
サムスタッドがあるので片手でオープン出来るけど、ピボットを緩くしてあるので振り出しも可能。
最初、モラナイフのクリッパーを入れていたんだけど、果たしてそんなナイフが本当に必要かどうか
疑問になり、このフォルダーと入れ替えた。というか、ビクトリのクラシックだけでも充分な気がするけど
そこはそれ、物好きのお守り代わりという事で(笑

ファイヤースチールとファットウッドも、実際使うような状況があるかどうかは怪しい。
防水ケースにはマッチを入れとこうと思ったんだけど、使い捨てライターがあれば必要ないかなと。
サバイバルの世界において、着火器具は複数のバックアップを持つ事がお約束。
しかし、この装備で想定している状況において、火起こし道具なんてのはあんまり必要でない。
ライターの他にバックアップを2種持つくらいなら、ライターを3個持つ方が得策かもしれない。


ギアコンテナの下の方にはバッテリー類。


   


   装備の中には電池を使う電気製品があるので、予備の電池を用意するのは必須。
電気製品も可能な範囲で単三電池を使う物、もしくは単四電池の物で統一すると、1種類の用意で
対応出来る。


   


自分の場合、ラジオ・ジェントスのヘッデン・携帯電話の充電器・サイドワインダーの予備電池として
エボルタの単三を11本、エネループの単三を12本用意。
画像に写っているキーレスエントリー用の電池はGLO-TOOBの電池。
1本しかスペアは用意していないけど、それほど重要な物でもないので電池が切れた時点で用済み。
現在はこの他に、e-lite用のコイン型電池CR2032を4個追加してある。


   


もしも充電出来る機会があった時の為にエネループの充電器も入れてあるけど、そんなチャンスが
訪れるのは災害発生から何日も経ってからだろう。
電池を使い果たしたらラジオやLEDライトの役目もそれで終わり、というのも悲しいので
こういう充電器も新たに用意してみた。


   


パワーフィルム USB+AA ソーラーチャージャー


   


単三充電池2本を5時間で満充電出来るという物。
USB電源ポートもあるので、変換コネクターを使えば携帯電話機のバッテリーもチャージ出来る。
まぁ、お天気次第の品物ではありますけどね。
あ、エネループ単三が2本付属してるので、合計すると14本でした。ちょっと多過ぎるかな・・・


   


巷ではダイナモ手回しで発電出来る、ラジオ・LEDライト・携帯充電器の複合機なんかが沢山
出回ってて、それを持ち出し袋に入れている人も多いようだけど、自分としては面倒臭そうな
イメージとすぐに壊れそうなイメージがあるので、今のところ手は出していない。
そういう物で性能と耐久性に信頼がおける製品があれば、装備に加えてもいいかなぁと
思ったりもするけど、やっぱり面倒臭がりな自分には不向きかなぁ。

最後の装備はこの3点。


   


左から、ユニクロで買ったペラペラの薄いナイロンパーカ(100均の巾着に入れてある)
WILD-1(キャラバンOEM)のインナーダウンジャケット、そしてMRE。
このバグアウト・バッグを用意した時期はまだ寒かったのでインナーダウンジャケットを
入れたんだけど、夏になったら外すべきか、それともずっと入れておくか迷うところ。
ダウンとはいえ薄いジャケットだから、念の為に入れておいてもいいかなぁ。
考えてみるとパンツ(ズボン)のスペアが入ってないので、あまり嵩張らなくて何か良い物が
あれば入れておきたい。
MREは先述のとおり除外予定。


これでバグアウト・バッグの中身は一通り出揃った。
全部並べてみるとこんな感じ。


   クリックすると大きくなります
   


こうやってみると、外見がいかにもミリタリーな感じなのに対し、中身はそれほどでもない。
もうちょっとミリタリー色を濃くしてみようかなぁ・・・(笑
などと、冗談を言ってる場合ではない。まだまだ他に必要な物、入れ替えるべき物がある筈。
実際のところ、買ってはあるもののまだ入れてない物、装備に加えるかどうか迷っている物や
バグアウト・バッグとはまた別に用意してるもの等があるので、気力が続けば次回の記事にて
番外編として触れてみようかと思っている。





もしまた大地震が起きて、自分が住む地域にも甚大な被害が及んだ時のことを考えてみる。
幸いなことに私の自宅は、地元で「山の上」とも呼ばれる高台にあるので、津波の被害からは
免れる事が出来るだろう。
しかし、古い木造住宅なので倒壊する可能性や、火災で焼失する可能性は充分に考えられる。
勿論、在宅中であれば倒壊や火災に巻き込まれて死んでしまう可能性も考えられるが、そうなると
話はそこで終わってしまうので、自分の身の安全が確保出来、更にバグアウト・バッグも無事に
ピックアップ出来たと仮定してその次の事を考える。

自宅が倒壊しても車が無事な場合、倒壊した自宅から食料や生活必需品を掘り起こすことが
出来れば車に積んだキャンプ道具を使って自宅の庭、もしくは近所の空き地で暫く生活は出来るが
車も潰れてしまった場合や、自宅が焼失した場合はどこかへ避難しなければならない。
同じ町内に親戚・兄弟が住んでいるが、それらの家が無事という保証は無いので避難のアテにする
事は出来ないし、例え無事だったとしてもそんな状況下では受け入れるのも大変だろう。
いくら親戚とはいえ、居候というのは肩身が狭いものなのであまり御厄介になりたくはない。
となると、やはり避難所へ行かなければならない。
このバグアウト・バッグは災害発生後、避難所へ行く事をメインに想定しての装備なのである。

こういう「非常時の装備」となると、やたら色々なサバイバル・グッズを詰め込んでしまいがちだが
果たしてそれらがどこまで本当に必要かという事を充分考慮しなければならない。
例えばサバイバルキット。コレを装備に加えるのも悪くはないが、そのサバイバルキットの中身が
想定される状況に相応しい物かどうか吟味する必要はある。
山奥や無人島でのサバイバルならいざ知らず、釣り道具なんか入ってても災害時に使うかどうかは
かなり怪しいところだ。
これはあくまでも自分の場合の事なので、そういった物を使える可能性が高い環境にいる人を
否定するものではない。どんな物を用意すべきかというのは、その人の家族構成や居住地域及び
避難形態、災害の種類によっても変わって来るのだから。
更に言えば、例え無駄と思われる物でも、その人の趣向で用意しておきたい、あるいは用意して
おくと安心するという物を含めるのも、あまり負担にならない程度ならばそれはそれで良いと思う。
あまり現実的な物でガチガチにするのもつまんないし・・・。
って、コレは自分の無駄装備への言い訳ですね(笑

バグアウト・バッグを担いで無事避難所に辿り着けたとしても、安心するのはまだ早い。
そこには身一つで何も持たずに避難して来た者や、腹を空かせて泣く子供もきっといることだろう。
そんな者達の前で、準備万端用意周到の装備を気兼ねなく使えるかどうか・・・


兎にも角にも命が助かった以上、その後も生きて行かなくてはならないのだ。
生きる為の準備、皆さんはお済みですか?



 茨城県沖で史上最大級の巨大地震の可能性(米研究)
 http://news.nifty.com/cs/world/worldalldetail/yucasee-20110521-7679/1.htm



  





powerfilm

 

 



あなたにおススメの記事
関連記事